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二軸思考

今年の一月の事ですが、帝京大学ラグビー部の監督の岩出雅之氏が退任されました。
実は左程ラグビーに詳しくない伊藤ですが、岩出監督を知るきっかけとなったのは数年前に書店である一冊の本に出会った時でした、それが岩出雅之著「負けない作法」です。

当時、帯のキャッチコピー大学選手権6連覇達成!の文字に何故か目が惹きつけられました。

6連覇?大学生活は4年間・・・6連覇ということは一年生が卒業まで優勝し続けて、卒業後もまだ優勝している!ということはスター選手が居るという訳でなく、これはもう帝京大学ラグビー部という組織が強いのでは?

そんな組織を作る監督の本という連想に釣られ、ふと興味が沸き購入してみました、内容としては確かに組織づくり=仲間づくりという視点もあるのですが、

体を構成する細胞一つ一つの様に決して個としてのディテールや在り方を軽視していない、

自分の軸足の取り方も大事にされている内容でした。

自分にとってのベストな状態とは、良くも悪くもないニュートラルな状態
常に両極にある二軸を意識し、その真ん中に立つ!

色々と大事な事を本から教えて下さった岩出監督ですが、その後9連覇を含むV10を飾り退任されました。

有終の美とは何かということを教えてくれる様な美しい引き際です。

お疲れ様でした、岩出監督!

ITO

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